自然と商品が売れてゆく!売れるネットショップが実践する集客方法とは?
Contents
ネットショップの集客方法の種類
ネットショップの集客方法は「お金」をかけるか、「時間」をかけるかによって、次の2つの種類に分けることができます。
表1、ネットショップの集客方法の種類
かかるお金 | 集客にかかる時間 | |
短期目線の集客方法 | 多い | 短い |
長期目線の集客方法 | 少ない | 長い |
お金をかけて時間をかけない短期目線の集客方法
リアル店舗とは違い、ネットショップは店舗を持たないので、自分のお店をまずインターネット内の見込み客に知ってもらわなければ、商品を売る機会が生まれません。
そのため、一般的にはオープンしてまず行うのが「お金をかけて時間をかけない短期目線の集客方法」です。
具体的には、インターネット上、もしくはそれ以外のところでお店をPRするための広告を打つという集客方法です。
表2:具体的な集客方法の種類(短期目線の集客方法)
具体的な集客方法 | |
インターネット広告 |
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インターネット以外の広告 |
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それぞれどのような広告手法なのかについては、次の記事にて詳しく解説していますので、合わせてご覧ください。
>>「ネット通販・ECサイト・ネットショップの広告の種類と広告宣伝費の目安とは?」
お金をかけずに時間をかける長期目線の集客方法
ネットショップを立ち上げた後には、お金をかけて広告を打つのが一般的ですが、その逆もあります。
それがお金をかけず、時間をかけてコツコツお客様を集客していくという方法です。
こちらもインターネット上で行うのか、リアルで行うのかによって次のような具体的な集客方法が存在します。
表3:具体的な集客方法の種類(長期目線の集客方法)
具体的な集客方法 | |
インターネット上 |
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インターネット以外(リアル) |
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例えば、ブログやWebメディアにて情報発信を行う事でお客様をあつめるコンテンツSEOなどは、いくら良い情報をたくさん発信したとしても、最低でも集客効果が感じられるまでに最短で3〜6ヶ月程かかってしまいます。
また、SNSなども最初は誰もフォロワーや友人がいない状態からのスタートとなるので、時間がかかります。
このように、いきなり成果につながらないが、コツコツ積み上げていくことで積み木式でお客様が増え、安定的な集客につながるというのがこの長期目線の集客方法の特徴です。
集客方法に頼りすぎるとネットショップは潰れる?
商品が自然と売れる仕組みとは?
まとめると、商品が自然と売れる仕組みを作るためには、次の3点の取り組みを行なっていく必要があります。
- 新規顧客獲得コストを下げる取り組み
- 購買率を向上させる取り組み
- 自然と口コミが生まれるための取り組み
それぞれ具体的にどのような取り組みなのかを次に詳しく解説していきます。
新規顧客獲得コストを下げる取り組み
ネットショップは、リアル店舗がなく営業マンがいないため、お金をかけて広告を打ち続けなければならない業種です。
通常、総売上高に占める広告費の割合は平均3.5%であるのに対し、ネットショップ業界は約20%程度と高くなっています。また、中には50%以上の広告費をかける場合も決して珍しい事ではありません。
この高い広告費をいかに低く、より多くのお客様を集め、新規顧客獲得コストを下げていくかがネットショップ運営においてとても重要です。
どうすれば新規顧客獲得コストを下げることができるのか?それは、リピート率を上げることです。
リピート率とは、1度商品を購入したお客様が再度商品を購入される割合の事です。
例えば定期的に飲むサプリメントなどは、毎月買う場所を変えるというよりは、同じところから再度購入する事が多いと思います。
リピート購入されるお客様の新規顧客獲得コストは、初回購入の方よりも必然的に低くなるため、リピート率を上げることは新規顧客獲得コストを下げる事につながります。
【引用元:西村公児著「伝説の通販バイブル」(日本経済新聞出版社)】
また、新規顧客獲得コストが浮いた分を初回購入者の集客に使うことができるので、新規の売上の上にリピートの安定的な売上が加算され、累乗的に売上が伸びていきます。
このようにリピート率を上げるとこで、売上にレバレッジをかけることができるのです。
リピート率は60%以上が基準になります。
リピート率を上げるためには、いかに1回目の購入から2回目の購入へと結びつけるのか、つまりは初回購入者に対するアフターフォロー戦略が重要になってきます。
具体的なアフターフォロー戦略については、次の記事にて詳しく解説していますので、合わせてお読みください。
>>「ネット通販のリピート率を上げるためのアフターフォロー戦略」
購買率を向上させる取り組み
先ほどのバケツの例で、穴をいかに小さくさせるか、つまり購買率をいかに上げるかが大切だとお伝えしました。
購買率を上げるためには、他社ではなく、自分のネットショップで購入する動機づけをする仕掛けを作り込んでおく必要があります。
動機づけとは、簡単に言えばお客様が商品を見て「私のためにある商品だ」と感じてもらうきっかけの事です。
自然と口コミが生まれるための取り組み
一度商品を買ってくれたお客様が他の人に宣伝してくれる口コミは、広告費が多くかかるネットショップ業界では非常にありがたいものです。
つまりネットショップや商品へのファンをいかに増やすかが大切です。
ファンになるかどうかは、最終的にはお客様次第ですが、こちら側からファンを作るような取り組みを地道に行なっていく事はできます。