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ネットショップ開業前に知っておきたい売れる商品の仕入れ方・作り方

ネットショップを始めたいという気持ちがあっても、どんなものを売ったらいいか悩んでしまう人も多いでしょう。

この記事では、ネットショップを開業する人に向けて、商品の仕入れ方、売れる商品の選び方を具体的に紹介しています。

後半はユーザーに選ばれるショップの特徴についても説明しているので、これからショップを作りたい人は必見です。

ネットショップで販売する商品の準備方法

ネットショップで販売する商品を準備するには、卸業者から商品を仕入れる方法とオリジナル商品を作る方法があります。

どちらの場合でも、必ずしなくてはならないのはネットショップのコンセプトを確認することです。

「何でもいい」という考えだと、ユーザーはあなたのショップで購入してくれません。

商品を仕入れる場合、すでにある商品を右から左に流すようなお店では他社との差別化は難しいです。

ですから、ネットショップを始めることになった背景をふまえて、仕入れる商品の選定基準をしっかりと決めることが大切です。

オリジナル商品を作って販売する場合は、ハンドメイドの雑貨、パンやスイーツなどの食品、小説やマンガなどのデジタルコンテンツまでさまざまなものが考えられます。

出来上がった商品を販売するケースとは違ってオリジナル商品の場合は付加価値をつけやすいので、安値競争に巻き込まれる心配が少なく、ビジネスとして成立しやすいといえるでしょう。

商品を仕入れて販売したい場合の代表的な仕入先

物販の成功ポイントは、仕入れにかかっているといっても過言ではありません。

商品を仕入れて販売する場合の主な仕入れ先には、メーカー、卸問屋、仕入れサイト、ネットオークション、フリマアプリ、海外、ドロップシッピングサービス、ハンドメイドマーケットプレイス、古物市場などがあげられます。

ビジネスとして安定的に実績を上げるためには、商品を安定供給できる仕入れ先と出会うことが欠かせません。

しかし、それ以上に大切なのは売るものを決めることです。

商品が見つからない場合は、楽天市場やAmazonなどで売れ筋の商品の傾向を見てみるのもよいでしょう。

トレンドを追うだけではなく、日頃からインターネットや新聞、書籍などさまざまな情報に触れ、多方面にアンテナを張ることで自分なりに仮説を立ててトレンドを予想することも必要になってきます。

メーカーから直接仕入れる

販売したい商品を作っているメーカーから直接仕入れる方法は、売るものが明確になっている場合におすすめです。

まずはインターネットで売りたいものを作っているメーカーを調べて、ホームページがあれば問い合わせ窓口からコンタクトをとってみましょう。

ホームページがないメーカーの場合は、電話で連絡をとります。

メーカーに限らず仕入れ先に問い合わせする際は、知りたいことを明確にしておくとスムーズです。

あわせて、自分のお店の規模や、ネットか実店舗かの販売形態を伝えるとよいでしょう。

話が具体的になったときに困らないように、希望取引時期、希望取引量、商品ラインアップなどをあらかじめ決めておきます。

しかし、開業して間もない頃はメーカーとのつながりも薄いため、希望する条件で取引できるとは限りません。

メーカーの規模にもよりますが、一定量のロットを求められることもあるため、小さなショップでは規模に合わないこともあります。

卸問屋から仕入れる

メーカーから商品を仕入れたり、市場から商品を買い付けたりして小売業者に商品を販売するのが卸問屋です。

卸問屋はメーカーと小売の間にいるため、メーカーと小売の双方の情報を持っている立場にあります。

一般消費者への販売は行わないところが多いため、取引先は会員制を導入していることがほとんどです。

取引を希望する際には、小売業者であることを証明するような書類を求められます。

ネット専業よりも実店舗を構える小売店の方が入会審査を通過する際、有利に働くことが多くなっています。

仕入れた商品を販売していくには、中間業者を通さない方が利益を得られることを考えると、買うものが決まっている場合はメーカーと直接交渉した方がメリットは大きいかもしれません。

卸問屋との取引も、メーカーとの取引と同様に関係が浅いうちは良い条件で取引をするのは難しいと考えておきましょう。

仕入れサイトから仕入れる

問屋やメーカーに行かなくても、インターネットでメーカーや問屋から商品を仕入れることができるサービスがあります。

国内最大級の問屋サイトとしては「NETSEA(ネッシー)」が何でもそろうと有名です。

アパレルやファッションアイテムは「ICHIOKU.NET(イチオク)」が定番でしょう。

このようなサービスはBtoBと呼ばれ、対消費者ではなく、対業者で取引を行うことが特徴です。

企業間取引のため、一般消費者は登録ができません。

ただし、個人事業主の場合は入会できます。

登録や利用料は無料なサービスがほとんどです。

複数のジャンルを幅広く手がけているサイトから、特定のジャンルに特化したサイトまで多数のサービスがあります。

眺めているだけでショップのイメージがわいてくるサイト、商品画像や商品説明のテキストなどのネットショップに必要な素材を提供してもらえるサイトなどは、ネットショップの構成を考え中の人にもおすすめです。

ネット上で卸価格を確認することもできるので、市場調査としても活用できます。

一方、参入のハードルが低いということは競合が多いということでもあります。

どこでも売っている商品では他店との差別化ができないので、価格競争に巻き込まれてしまうでしょう。

ショップのラインアップをオリジナリティあるものにするためには複数の仕入れ先を持っておくことが重要です。

ネットオークション、フリマアプリから仕入れる

国内のネットオークションサイトでは、「ヤフオク!」「モバオク」などが有名です。

オークションは現物を見ずに落札するリスクはありますが、プレミアのついたものなどの掘り出し物がまれに安く手に入る可能性があります。

「メルカリ」や「ラクマ」などのフリマアプリはハンドメイドの作家を見つけるのにおすすめです。

気になるアイテムがあれば、作家と直接交渉してみましょう。

オークションやフリマアプリではさまざまなものが売りに出されているので、オリジナルアイテムを作るための材料を仕入れるにもよいかもしれません。

海外のオークションサイトにも目を向ければ、仕入れ先は広がります。

世界最大級のオークションサイト「eBay」には日本語サイトもあるので、外国語ができなくても取引に不自由することはありません。

海外からの仕入れにハードルになるのは税関ですが、手続き代行をお願いできるケースもあるので問題になることは少ないでしょう。

海外から直接仕入れる

旅行好きな人や海外の雑貨が好きな人、その国について分かっている人の中には直接海外に行って商品を仕入れる人もいます。

海外との交渉は言葉の問題だけではなく、現地の商慣行や価値観など日本との違いにとまどうことも多いかもしれません。

そうしたことを含めて楽しめる人には向いています。

海外での買付が初めてで、現地の言葉に不安がある場合には、まずは買付よりも信頼の置ける通訳や交渉の代理人を選ぶことが重要です。

少し高度なテクニックにはなりますが、材料は国内で調達し、加工のみ海外で行うという調達方法もあります。

材料を国内で調達すると、材料から海外で作った製品と比べて割高になることもありますが、一定の品質を確保できます。

加工は人件費が日本よりも安い東南アジアで行えば、競争力のある商品ができるでしょう。

ドロップシッピングサービスを利用する

通常のネットショップでは、商品はネットショップからユーザーに送られます。

ドロップシッピングは、ネットショップは注文のみを受け、商品の発送はメーカーや卸売業者から直送するというビジネスのスタイルです。

商品を提供する業者の卸値に自由に上乗せした価格が最終価格で、卸値と最終価格の差額分が利益になります。

在庫を持たずにネットショップを開ける点が大きなメリットです。

一時期話題になったビジネスの手法ですが、さまざまな問題点が指摘されたため、現存するサービスは一握りになっています。

ネットショップの初心者にはあまりおすすめできる方法ではありません。

しかし、売上げは伸び続けている業界でもあります。

古物市場を利用する

古物市場とは古物商同士が商品の売買をする市場のことです。

古物商の身近な存在はリサイクルショップでしょう。

買い取り専門店の商品やリースアップ品、質流れ品、倒産品などが取引されており、安価で商品の仕入れができることがメリットです。

市場での取り扱い品としては、美術品類、衣類、時計や宝飾品類、書籍など多数あります。

中古市場は規模が拡大している市場なので、取り扱いジャンルによっては有力な仕入れ先の1つとなりえるでしょう。

市場に参加するには、古物商の許可を受けることが条件となっています。他にも既会員の紹介が必要だったり、業歴に制限があったりするなど、市場によって個別に参加条件が設定されています。

古物の目利きは難しく決まった相場がないので、相手の言いなりになって落札すると損することもあるので注意しましょう。

市場によっては、新規参入者を歓迎しないこともあるようですが、最近は個人でも古物商の許可を取る人が増えているため、気軽に受け入れるところも多くなっています。

参加条件の詳細は各市場に問い合わせてみてください。

古物市場はインターネットで探すことができるケースもありますが、ネットで公開されていないものも多数あります。

そのような場合は、所管の警察署に行けば、古物市場主名簿を情報開示してもらえます。

請求方法は、都道府県ごとに異なるので、まずは警察署に問い合わせをしてみましょう。

商品をオリジナルで作る場合の作り方

ネットショップの商品の調達方法にオリジナル商品を作るというのもありますが、個人や小さな会社がオリジナル商品を作れるのかと思う人もいるかもしれません。

ハンドメイド雑貨や家電製品まで作ろうと思えば、あらゆる商品がオリジナル商品になります。

既製品を仕入れて販売する場合は仕入れ値に利益を上乗せして販売しなければなりませんが、オリジナル商品は商品の製造から販売までを一貫して行うことができるので、一程度の価格調整が可能です。

全く同じものは世の中に存在しないので、付加価値をつけることができれば価格競争に巻き込まれる心配もない点が魅力でしょう。

一方、オリジナル商品を作るためには知識と経験、人脈や資金が必要なのでハードルが高いのも事実です。

オリジナル商品は大きく分けて4パターンあります。

1つ目は、ハンドメイド作品。

これについては次項で詳しく説明します。

2つ目は、既製品にオリジナルデザインを加える方法です。

Tシャツやマグカップなどデザインが施されていない既製品にオリジナルのプリントやデザインをプラスして販売します。

商品本体を製造するための設備やコストがかからないのがメリットですが、視覚的なデザインだけが差別化のポイントとなるので、すでに他の事業を行っていてそのグッズとして投入するケースやデザインに自信のある人に向いているでしょう。

3つ目は、海外製品を輸入して国内版として売る方法です。既製品を販売するのと変わりませんが、日本で販売しているのは自社だけという点ではオリジナリティがあるといえます。

輸入代理店としてものを販売するという位置づけになります。

そして4つ目は、まったくのオリジナル商品です。

企画から製造までの工程をすべて自分のところで行います。

完全にオリジナルのものを作り出せるのが魅力ですが、資金と時間に余裕があり、在庫リスクを自分で負うことのできる人に向いているでしょう。

ここまで読むと、オリジナル商品を作るのはハードルが高いと感じられるかもしれません。

しかし、方法次第では商品開発の経験がない主婦などの個人や、小さな企業でもオリジナル商品を作ることは十分可能です。

資金は潤沢な方が冒険できますが、「BASE」などのネットショップ開業サービスを利用すればオリジナルTシャツなどのデザインを作って販売することができます。

注文を受けたTシャツだけ生産されるので、仕入資金なし・在庫なしで販売を始めることが可能です。

ネット配信やインディーズバンドのキャラクターグッズの販売など、小規模なネットショップでオリジナル商品を作りたいという人におすすめのサービスです。

ハンドメイドで作る

ハンドメイドのオリジナル商品で最初に思いつくのは自分で手芸用品店などで材料を調達し、雑貨を作るパターンでしょう。

ハンドメイドが好きな人にとって、好きなことが仕事になるというのは大きな魅力です。

材料が国内で調達できて、作り手が確保できているため、すぐに生産に入れるというメリットがあります。

一方、作り手が自分しかいないので注文を受けられる数に限界があるところがデメリットです。

ハンドメイド作品を自作する場合は、作れる数と収入が直結します。

趣味の領域を脱してビジネスとして考えるなら、価格設定は材料費に加えて自分の人件費を加味する必要がありますが、単純に高く設定すればよいものでもないため、値付けの難しさがあります。

OEMでオリジナルブランド商品を作る

OEM生産してくれるハンドメイド作家を探す方法もあります。

たとえば、「minne(ミンネ)」は最も知名度が高いハンドメイドマーケットの1つです。「Creema(クリーマ)」は雑貨だけでなく、フードも扱っているハンドメイド系のwebサービスです。

海外発祥で世界最大のサービスとしては「Esty(エッツィー)」が有名です。

このようなハンドメイドマーケットプレイスでは個人ユーザーをターゲットとした手作りの作品が販売されています。

商品を閲覧して作家にコンタクトをとることもできるので、OEMで生産してくれる作家を探すのに適しているでしょう。

商品の量産に向いているサービスとしては、「STARted(スターティッド)」というサービスもあります。

STARtedはクラウドファンディングのCAMPFIREが運営しているサービスの1つで、イラストをアップロードするだけで、個人がプロと同じ製造工程を使ってブランドを立ち上げたり、製品を作ったりすることができます。

対象アイテムは幅広く、洋服や縫製雑貨、アクセサリーやバッグなどを小ロットから作ることが可能です。

仕入れ費用や商品の作り方に関する専門知識、工場とのコネも必要なく作りたいものを作って販売できます。

こんな商品を作りたいというアイデアがあれば、利用してみるのもよいかもしれません。

このサービスのユニークな点は、サンプル製作やテスト販売の過程でもまったく費用をかけずにオリジナル商品を製品化できる仕組みがあることです。

ただし、その場合は企画者が得られる利益は10%程度に限定されます。

自分で販売価格や粗利率を決定したい場合や、自分で販売したい場合でもSTARtedを活用できる場面はあります。

関心があれば情報収集の一環として問い合わせをしてみるとよいでしょう。

ネットショップで売れる商品の見つけ方、作り方、見極め方

売れる商品を見つけるには、楽天市場のランキングなどを見て売れ筋の商品を分析するという方法があります。

売れている理由を分析すれば仕入れに生かせるほか、レビューの不満の声を参考にすれば新商品のアイデアに生かすこともできるでしょう。

雑誌やさまざまなwebサイトの売れ筋アイテムをチェックするのもおすすめの方法です。

一時的に流行しているものなのか、ロングセラー商品なのか、売れる商品に共通するルールを見い出してみましょう。

自分で探すのが面倒だと感じる人には「Storoid(ストロイド)」などの市場調査ツールを導入する方法もあります。

仕入れに必要なデータを短時間で効率良く入手することができる点がメリットです。

このような市場調査ツールを活用すれば、売れるジャンルの方向性も見えてくるでしょう。

オリジナル商品を作って育てたいという人ではなく、売れる商品を仕入れて販売したいと考える人に向いています。

しかし、売れる商品があればネットショップが成功するとは限りません。

ネットショップを成功させるには、ユーザーに必要とされるアイテムをそろえることだということを忘れないようにしましょう。

ネットショップで販売している商品を売れる商品に変身させる方法

同じ商品を展開していても、売れるショップとそうでないショップがあります。

世の中のトレンドを研究し、売れる商品をそろえているにもかかわらず売れない場合は、問題は商品ではないかもしれません。

売れるショップにはいくつかの特徴があります。

1つは、SNSを有効に活用できていることです。

有名なサイトでは、ユーザーが商品の写真にFacebookの「いいね!」ボタンをクリックできたり、リンクをシェアできたりする機能がついています。SNSでのシェアは口コミやレビューよりも気軽にできるため、情報が拡散しやすくなります。

2つ目は、安心して買い物できる体制を整えることです。

ネットショップでもユーザーに対して満足度が高いサービスを提供することは可能です。

ショップにメールアドレスや電話番号を記載したり、チャットアプリを追加したりすることで問い合わせに対して素早い対応をとることができます。

質問に対して迅速に回答できる体制が整っていることをアピールするだけでも、ユーザーは安心してあなたのショップを利用してくれるでしょう。

また、返金ポリシーを明記することも有効な手段になります。

3つ目は、送料を無料にすることです。

電子書籍や音楽サービスなどの販売を除いて、物販の場合は商品の発送が欠かせません。

オンラインショッピングでは送料は必須の存在だからこそ、送料無料は非常に魅力的に映ります。

「送料無料」は検索需要の大きなキーワードです。

一定額以上購入すれば送料無料とする方法や、商品価格の中に送料を組み込むなどの方法で送料無料を打ち出してみましょう。

4つ目は、魅力的な商品写真を使用することです。

オンラインショッピングは、実際に商品を手に取って買い物をするわけではないので、視覚的な印象が購入するかどうかに大きな影響を与えます。

商品の魅力を伝えるポイントは写真です。

高画質で、商品の伝えたいイメージにマッチする雰囲気の写真を掲載する必要があります。

アパレル商品や雑貨の場合は、商品をいろいろな角度から撮ることに加えて、素材の質感が分かるほどアップで撮影したり、タグや縫製を撮影したりすると文章で伝わらない部分を写真で説明することができます。

商品そのものだけでなく、商品とは直接関係のないアイテムやイメージに合うモデルを起用して、どのようなシーンでその商品を使うのか想像できる写真を複数枚用意します。

フードの場合は、食器や雑貨などと一緒に撮影するスタイリングの技術もあるのが望ましいでしょう。

資金的に余裕があれば、プロのカメラマンに依頼することも考えてみてください。

ただし、頻繁に商品構成が変わる場合は、自分で写真を撮れた方が長い目で見るとお金はかからないかもしれません。

5つ目は、支払い方法を複数用意することです。

リスクを避けるために、支払方法は前払いの銀行払込のみとしているネットショップもあります。

しかし、銀行払込は手数料を購入者負担としていることが多く、ユーザーにとってハードルの高い支払い方法でもあります。

購入ボタンが押されずに、商品がショッピングカートに入ったままのケースは意外と多いものです。

クレジットカード払いや代引きなど支払い方法をできるだけ多く用意できると、ユーザーは購入ステップに進みやすくなります。

支払い方法は、目に付く場所に分かりやすく表示しておきましょう。

6つ目は、レスポンシブデザインにすることです。

スマホの利用者が増えたことで、近年はパソコンよりスマホでの閲覧者数が増えています。

スマホで見たときに、ショップが見にくいとサイト離脱の原因になることを覚えておきましょう。

フラッシュなどスマホでは再生できないようなコンテンツを埋め込むのも避けた方が賢明です。

以上のことに留意してショップ作りをすれば、ユーザーにとって使いやすいネットショップができます。

オリジナル商品でない限り、唯一無二の商品はないので売れる店作りにはショップの作りが非常に重要になるでしょう。

そもそも、ネットショップで販売する商品が決まっていない場合には?

ネットショップに限らず、商売を始めるときには「何を届けたいのか」を明確にしておくことが大切です。

なぜネットショップを始めるのか、何を目標にしているのかを考えてみましょう。

販売する商品が決まっていないというのは、何をしたいかのイメージが固まっていないことが原因のほとんどです。

箇条書きでもよいので、一度紙に書き出してみることをおすすめします。

ネットショップを始める前にコンセプトがしっかりできていると、商品選定、仕入れ先の選定、仕入れの交渉、ネットショップのデザインなどを具体的に考えることができます。

取引先に自己紹介する際もスムーズに事が運ぶでしょう。

まとめ

ネットショップは写真と文章だけでユーザーをその気にさせ、購入してもらわなければなりません。

また、顔が見えないからこそ、質問に対して迅速に回答することやクレームがあった際の対応がとても大切です。

頻繁にサイトを更新して常にショップが新鮮な状態であることも、安心材料の1つになります。

何を売るかも大切なことですが、自分がユーザーならどんなお店で買い物をしたいかを1つの基準として考えると、ショップの構成が見えてくるのではないでしょうか。

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西村 公児

西村 公児

東証一部上場企業、年商600億円の大手通信販売会社で販売企画から債権回収まで通販実務を16年経験。その後、化粧品メーカーの中核メンバーとして5年マーケティングに参画。

年商253億円のニュージーランドのシンボルフルーツ企業の販促支援でレスポンス率を2倍にアップ。

講演会や主宰する10億通販塾の経営者、延べ300名以上に「ダイレクト通販マーケティング理論」及び、「LTVベルトコンベア理論」を提唱し、『熟練技術者による技能継承訓練』の認定研修講師として活躍。

更に、国内の注目ビジネスモデルや経営者に焦点を当てたテレビ番組「ビジネスフラッシュ」に出演、東洋経済オンラインに記事連載。

また、著書にはベストセラーとなった、伝説の通販バイブル(日本経済新聞出版社)、【小さな会社】 ネット通販 億超えのルール(すばる舎)がある。

現在、多摩大学 経営情報学部の非常勤講師として「ビッグデータの活用法」について学生に教える。

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