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ネットショップ・ECサイト・ネット通販の開業に必要な資格や届出、許認可手続きとは?

通販ライターあいけん
西村先生!またお便りが届いてますよ!
西村先生
なになに。埼玉県にお住まいの35歳主婦の方からだね。「健康食品のネット通販を開業しようと思っているんですけど、何か専門的な資格や届出、許認可手続きが必要なのでしょうか?」という質問だね。
通販ライターあいけん
主婦の方からの相談なんて珍しいですね。
西村先生
そうでもないよ。実は以前、専業主婦の方の通販の立ち上げのコンサルをやったことがありますよ。その方は健康食品のネット通販を立ち上げましたが、その時も全く同じことを聞かれましたね。
通販ライターあいけん
そういえば、ちょっと気になったのですが、ネット通販とネットショップ、ECサイトと色々な呼び方があると思います。それぞれ何か違いはあるんですか?
西村先生
実際には「ネット通販」も「ネットショップ」「ECサイト」も意味的には同じなんだけれど次のようなイメージが浸透しているよね。
  • ネットショップ:個人が無料で手軽に始められるもの。
  • ECサイト:ネットショップより専門的な知識が必要なもの
  • ネット通販:企業や経営者にしか始めることが難しいもの
通販ライターあいけん
だからこの主婦の方はネット通販は少し事業じみていて「何か特別な資格や届出や許認可手続きが必要なんじゃないか?」って思っちゃんたんですね。
西村先生
きっとそうでしょう。でも基本的には全部同じなんですけどね。さて、じゃあ今回はその主婦の方の相談内容である「ネットショップやECサイト、ネットショップの開業に必要な資格や届出、許認可手続き」について詳しく解説していきましょう。
通販ライターあいけん
よろしくお願いします。

ネットショップ・ECサイト・ネット通販の開業に必要な資格とは?

ネットショップやECサイト、ネット通販などネット販売事業を開業すること自体には、特に資格は必要ありません。

ただしネット販売事業では、食品や健康食品、酒類、医薬品、サービスなど実に様々なジャンルの商品が取り扱われます。

商品やサービスによっては、取り扱いに資格が必要なものもありますので、注意が必要です。

取り扱いに資格が必要な主な商品は次表の通りです。

表1、取り扱いに資格が必要な商品について

中古品の売買

必要な資格:古物商許可

必要な場合:古物を販売して継続的な利益を得る場合

申請場所

ネットショップ・ECサイト・ネット通販の所在地を管轄する警察署

食品の販売 必要な資格:食品衛生責任者の免許

必要な場合

  • 手作りの食品の製造販売(※「食品衛生法に基づく営業許可」と「食品衛生責任者」の免許が必要)
  • 手作りの漬け物の製造販売(※地域によって許認可が必要な場合がある)
  • 魚介類(生、干物、燻製)の製造販売
  • 乳製品の製造販売
  • 肉類の製造販売
  • 仕入れた後に手を加えた加工物(料理、お菓子、冷凍食品、缶詰など)の製造販売(※仕入れた後に商品を小分けにしたりパッケージして販売を行う場合には許認可が必要)

申請場所

ネットショップ・ECサイト・ネット通販の所在地を管轄する保健所

酒類の販売 必要な資格:一般酒類小売業の免許(※同一都道府県でのみ販売を行う場合)、通信販売酒類小売業免許

必要な場合:アルコール度1度以上の酒類の通信販売を同一都道府県内のみで行う場合

申請場所

ネットショップ・ECサイト・ネット通販の所在地を管轄する税務署

第二類医薬品 必要な資格:薬剤師の免許(※もしくは薬剤師の資格を持ったスタッフを選任)

必要な場合:第二類医薬品をインターネット販売する場合

ペット(犬や猫を販売する場合) 必要な資格:動物取扱責任者(※もしくは動物取扱責任者の資格を持ったスタッフを選任)
西村先生
特に資格は必要なくとも、食品や医薬品、健康食品の販売など、地方自治体や国、専門機関への届出や許認可申請が必要な場合があります。また、特商法(特定商取引法)や商品表示の規制など守らなければならない法律もたくさんあります。そういったものをしっかり勉強したいという方や、ネットショップ、ECサイト、ネット通販をやる上で社会的信用を得ておきたいという方は「通販エキスパート検定」や「ネットショップ実務士」「ネットショップマスター資格認定」という民間資格を受けておくのも一つの手ですね。

通販エキスパート検定

通販エキスパート検定とは、一般社団法人通販エキスパート協会が、通販業界従事者や通販会社、通販業界に関連する会社に就職希望の学生などを対象にした検定です。

通販に関する基礎知識や、品質管理、カスタマーサポート、関連する法律など通販に従事するために必要な知識やコンプライアンス意識を養うことができます。次のような種類の検定があります。

通販エキスパート検定三級
  • 通販事業に従事して3年程度の方
  • ネットショップ運営者
  • 通販業界への参入者
  • 通販会社・関連企業への就職希望者
通販エキスパート検定二級
  • 通販事業に従事して3年以上の方
  • ネットショップ運営者
  • 通販会社・関連企業の方
  • 通販に関する知識をある程度もっている方
通販エキスパート検定準一級(法律編)
  • 通販の実務や関連する法律の知識がある方
  • 通販エキスパート検定二級を持っている方
通販エキスパート検定準一級(ECマーケティング編) 特に無し
通販エキスパート検定準一級(CRM編) 特に無し
通販エキスパート検定一級(通販マネジメント編)
  • 通販の実務や業界に関するかなりの知識を擁する方
  • 通販会社・関連企業のマネージャークラスの方
  • 二級、または準一級を持っている方

【参考元:一般社団法人通販エキスパート検定HPより一部引用 参考URL

ネットショップ実務士

ネットショップ実務士とは、一般財団法人ネットショップ能力認定機構がネットショップ(EC)業界従事者やEC会社、ネットショップ(EC)業界に関連する会社に就職希望の学生などを対象にした検定です。ネットショップ(EC)業界の中では一番名の通った資格であり、実施企業一覧の中にはヤフーやDeNAなど業界のトップ企業が並んでいます。

ネットショップ(EC)業界の基礎知識から実務、ECサイトの企画から経営までネットショップ(EC)業界に必要な知識を学ぶことができる資格です。主に次のような階級が存在します。

表3、ネットショップ実務士の階級の種類と想定受験対象者

ネットショップ実務士補
  • ネットショップ(EC)業界に興味がある方
  • ネットショップ(EC)業界への参入を検討されている方
  • ネットショップ(EC)業界に転職、就職を検討されている方
  • ネットショップ(EC)事業に従事予定の方
ネットショップ実務士L1
  • ネットショップ(EC)事業の会社への就職予定者
  • ネットショップ(EC)事業の会社の社員
ネットショップ実務士L2
  • ネットショップ(EC)の運営担当者
  • ネットショップ(EC)の政策担当者
  • ネットショップ(EC)の集客担当者
  • 実践的な知識を身に付けたいネットショップ実務士L1資格保有者
ネットショップ実務士L3(O/W/P/M)
  • 優良ネットショップ(EC)の運営担当者
  • 優良ネットショップ(EC)の制作担当者
  • 優良ネットショップ(EC)の集客担当者
  • より実践的な知識を身に付けたいネットショップ実務士L2資格保有者

【参考元:一般財団法人ネットショップ能力認定機構HPより一部引用 参考URL

ネットショップマスター資格認定

ネットショップマスター資格認定とは講座を受講し、認定試験をパスした方が得られる資格です。ネットショップ(EC)業界従事者やEC会社、ネットショップ(EC)業界に関連する会社に就職希望の学生などを対象にした認定です。通販エキスパート検定やネットショップ実務士のように試験一発ではなく、各階級の講座を受講したあとに認定試験が行われるのが特徴です。

講座ではネットショップ(EC)業界で活躍する著名な方が講師をしていることも特徴です。主に次のような階級が存在します。

表4、ネットショップマスターの階級の種類と想定受験対象者

ベーシック検定
  • ネットショップ運営に興味のある方
  • ネットショップ運営予定の方
3級 ネットショップ運営担当の方
2級 ネットショップ運営担当の方
1級<
  • ネットショップ運営担当の方
  • 2級合格者、もしくは1級対策講座修了者

【参考元:ネットショップマスター認定講座HPより一部引用 参考URL

ネットショップ・ECサイト・ネット通販に必要な届出、許認可手続き

ネットショップ、ECサイト、ネット通販を立ち上げるだけであれば、開業したり、法人を立ち上げる場合の届出や許認可手続き以外は特に必要ありません。

しかし、先ほども紹介した通り、取扱商品やサービスによって資格や届出、許認可手続きが必要なものがあるので注意が必要です。

取り扱いに届出や許認可手続きが必要な商品は次の通りです。

表5、取り扱いに届出・許認可手続きが必要な商品と申請場所

食品(国内製品)の製造・販売

必要な届出・許認可

  • 食品衛生法に基づく営業許可・届出

申請場所

  • ネットショップ・ECサイト・ネット通販所在地を管轄する保健所
健康食品

必要な届出・許認可

  • 食品衛生法に基づく営業許可
  • 医薬品医療機器等法に基づく許可(※種類による)

申請場所

  • ネットショップ・ECサイト・ネット通販所在地を管轄する保健所
  • 各都道府県の薬務課
医薬品

必要な届出・許認可

  • 薬局開設許可
  • 店舗販売業許可
  • 医療品販売許可
  • 特定販売届出

申請場所

  • ネットショップ・ECサイト・ネット通販所在地を管轄する保健所
  • 各都道府県の薬務課
化粧品

必要な届出・許認可

  • 化粧品製造販売許可(※海外から輸入した商品を販売する場合)
  • 化粧品輸入届出(※海外から輸入した商品を販売する場合)
  • 医薬部外品製造販売許可(※「薬用化粧品」を販売する場合)

申請場所

  • ネットショップ・ECサイト・ネット通販所在地を管轄する保健所
  • 各都道府県の薬務課
輸入品

必要な届出・許認可

  • 食品:食品等輸入届出、検疫手続き
  • 化粧品:化粧品輸入届出
  • 動物:動物の輸入届出、検疫手続き(※動植物に関しては輸入が禁止されているもの多数)
  • 植物:検疫手続き(※動植物に関しては輸入が禁止されているもの多数)

申請場所

  • 食品:通関場所を管轄する検疫所の食品監視課
  • 化粧品:ネットショップ・ECサイト・ネット通販の所在地のある都道府県知事
  • 農林水産省の動物検疫所・植物検疫所
コンタクトレンズなどの医療機器

必要な届出・許認可

「高度管理医療機器」や「特定保守管理医療機器」の販売許可

申請場所

ネットショップ・ECサイト・ネット通販所在地を管轄する保健所

花火など

必要な届出・許認可

火を扱う商品取り扱いに関する届出

申請場所

ネットショップ・ECサイト・ネット通販所在地を管轄する警察署

【参考元:「事業者必携 最新ネットビジネス・通販サイト運営のための法律知識」三修社より】

西村先生
ご自身が販売する商品がどのような届出や許認可が必要なのかがわからない場合には、下記各申請場所に相談してみると良いでしょう。また、通販コンサルタントである私に相談いただいても構いません。

食品の製造・販売に必要な届出、許認可手続き

ネット通販で食品を取扱う場合には、商品によってネットショップ・ECサイト・ネット通販の所在地を管轄する保健所の「食品営業法に基づく営業許可・届出」が必要です。

国内製品の場合には、次のような商品は許可・届出は特に必要ありません。

  • ペット用食品
  • 手作りの漬け物(※地域によって許認可が不要な場合がある)
  • 野菜、果物、キノコ類
  • 加工物(料理、お菓子、冷凍食品、缶詰など)(※そのまま仕入れ転売する場合のみ許認可が不要。仕入れた後に商品を小分けにしたり、パッケージして販売を行う場合には許認可が必要となる)

また、国内商品の場合で、次のような商品は許可・届出が必要となります。

  • 手作りの食品(※「食品衛生法に基づく営業許可」と「食品衛生責任者」の免許が必要)
  • 手作りの漬け物(※地域によって許認可が必要な場合がある)
  • 魚介類(生、干物、燻製)
  • 乳製品
  • 肉類
  • 仕入れた後に手を加えた加工物(料理、お菓子、冷凍食品、缶詰など)(※仕入れた後に商品を小分けにしたりパッケージして販売を行う場合には許認可が必要)
西村先生
他にも届出や許認可が不要なもの、必要なもの実にさまざまです。「食品衛生法に基づく営業許可」、「食品衛生責任者の免許」のどちらもネットショップ・ECサイト・ネット通販の所在地を管轄する保健所が申請場所になります。そのため、ネットショップ、ECサイト、ネット通販で取り扱いたい食品があれば、まずは所轄の保健所に相談してみると良いでしょう。

健康食品の製造・販売するために必要な届出、許認可手続きとは?

健康食品も食品です。そのため、前述した「食品の製造・販売に必要な届出、許認可手続き」を参考に対応すれば良いと言えます。

また、健康食品のうち医薬品成分を含むものについては医薬品とみなされ、製造・販売には厚生労働大臣の承認と医薬品医療機器等法に基づく許可が必要になります。

また、次のような場合にも医薬品と見なされ、医薬品医療機器等法に基づく許可が必要になりますので、注意しましょう。

  • 医薬品成分を含むもの
  • 医薬品的な効能や効果を謳っているもの
  • 医薬品的な形状をしているもの
  • 医薬品的な用法、用量のもの
西村先生
健康食品のネット通販に関する規制は今後も強くなる可能性があります。健康食品や医薬品の通販を行おうと考えている方は、一度通販コンサルタントなどに相談してみると良いでしょう。もちろん私に相談していただいても構いません。

酒類の販売に必要な届出、許認可手続き

酒類のインターネット販売には、酒税法に基づく「通信販売酒類小売業免許」が必要になります。

2006年の法改正により、「通信販売酒類小売免許」を取ればアルコール度数が1%以上(酒税法の対象となるもの)で「品目ごとの課税移出量が、すべて3,000キロリットル未満の製造者の製造・販売する国産酒類」「輸入酒」に限り、ネット通販で販売することができます。

ただし、販売を同一都道府県内のみで行う場合には「通信販売酒類小売免許」に加えて「一般酒類小売業免許」が必要となります。

医薬品の製造・販売に必要な届出、許認可手続き

2014年6月12日より、一般医薬品をインターネットで販売できるようになりました。しかし、そのためには新しいルールを遵守し、専門家による適切な情報提供を行う前提で販売をしなければなりません。

インターネットで医薬品を販売するためには、次のルールを守る必要があります。

  • 一般医薬品のインターネット販売は、薬局・薬店の許可を取得した有形の店舗が行う。
  • 一般医薬品のインターネット販売は、注文を受けた薬局・薬店で、必要な資質・知識を持った専門家が行う。
  • 一般医薬品のインターネット販売を行う場合には、HPに指定の項目を掲載すること
  • 一般医薬品のインターネット販売を行う場合には、HPが厚生労働省のHPにURLを掲載する
  • 医薬品の効果・効能を保証する口コミやレビューの掲載は禁止
  • 店舗閉店後にインターネット販売のみを行う時間帯がある場合には、東京都が薬事監視を確実に行える仕組み(TV電話、電子メールによる写真の送付等)の整備が必要
  • インターネット販売が可能な一般医薬品は次の通り

※要指導医薬品(ダイレクトOTC、スイッチ直後品目、毒薬、劇薬)及び医療用医薬品はインターネット販売できない。

  • 専門家(薬剤師、登録販売者)が購入者の状況に応じて適切な情報提供を行う

【※参考元:東京都福祉保健局「インターネット販売による一般用医薬品の安全・安心を確保するために(インターネット販売の概要)」より 参考URL

これらのルールを守る上で大前提として、医薬品の製造元(製造販売を行うメーカー)は、都道府県知事などの許可が必要です。

また、一般医薬品をインターネットで販売するだけであっても、「一般医薬品のインターネット販売は、薬局・薬店の許可を取得した有形の店舗が行う」というルールの遵守のため、実店舗を開設するための「薬局開設許可」「店舗販売業許可」をネットショップ・ECサイト・ネット通販所在地を管轄する保健所から受ける必要があります。

また、医薬品の販売形態には、大きく分けて次の3種類があり、そのどれにも当たらない販売形態として「特定販売」(※旧郵便等販売届)の届出をネットショップ・ECサイト・ネット通販所在地を管轄する保健所に行う必要があります。

  • 店舗販売業(薬局販売業):店舗にて対面で医薬品を販売する
  • 配置販売業:各家庭を訪問し、一般医薬品を販売する
  • 卸売販売業:医薬品を他の販売業者や医療機関、企業などに販売する

つまり、一般医薬品をインターネット販売するためには、「薬局開設許可」「店舗販売許可」「特定販売の届出」を行わなければなりません。

また、許認可の他にも上記通り、守らなければならないルールがありますので、もし医薬品の販売を行う際には注意するようにしましょう。

西村先生
医薬品のインターネット販売に関する規制は今後も強くなる可能性があります。医薬品をネットショップやECサイト、ネット通販で販売しようと考えている方は、一度通販コンサルタントなどに相談してみると良いでしょう。

化粧品の製造・販売に必要な届出、許認可手続き

他の国内メーカーの化粧品を販売する場合には許認可は特に必要ありません。

しかし、海外メーカーなど海外から輸入したブランド化粧品を販売するためには、化粧品製造販売許可が必要です。また輸入する場合には地方厚生局へ「化粧品輸入届出」を行う必要があります。

化粧品の中には「薬用化粧品」というものが存在します。これは法律上化粧品ではなく「医薬部外品」という扱いになります。

そのため、医薬部外品についての許可が別途必要になってきます。

輸入品の販売に必要な届出、許認可手続き

「食品(人の口に接する機会の多い食器やベビー用品なども含む)」や「動植物」、また「化粧品」を海外から輸入して販売する場合、次のような手続きが必要になります。

  • 食品:「食品等輸入届出」と検疫手続き
  • 化粧品:「化粧品輸入届出」
  • 植物:検疫手続き
  • 動物:「動物の輸入届出」と検疫手続き

動植物においては、海外から国内に有害な病原体や害虫、有害物質を持ち込まないために、すべて検疫手続きが必要となります。

また動植物は次のように輸入が禁止されているものも多く、規制も厳しいため細心の注意が必要です。

表6、輸入が禁止されている動植物の例

植物
  • 特定の植物
  • 特定地域から発送された植物
  • 特定地域を経由した植物
  • 病害虫、または病害虫の付着した植物
  • 土の付着する植物
  • ワシントン条約による輸入禁止品目

・パフィオペディルム属のラン

動物
  • ワシントン条約による輸入禁止品目

・サル類(テナガザル・チンパンジー・キツネザル・スローロリス)
・オウム類(ミカドボウシインコ、コンゴウインコ)
・その他(アジアアロワナ・マダガスカルホシガメ)
・毛皮敷物(トラ・ヒョウ・ジャガー・チーター・ヴィクーニャ)
・皮革製品(アメリカワニ・シャムワニ・アフリカクチナガワニ・クロカイマン・インドニシキヘビ・オーストリッチ)
・ギターなど木製部品を使用する製品(マホガニー)
・象牙製品(インドゾウ・アフリカゾウ)
・剥製・標本(オジロワシ・ハヤブサ・ウミガメ)
・アクセサリー(トラ・ヒョウの爪、サイのツノ)
・その他(虎骨・麝香・木香を含むもの)

【参考元:植物防疫所公式HP、経済産業省HP「ワシントン条約規制対象貨物の輸入」より 参考URL

西村先生
「食品(人の口に接する機会の多い食器やベビー用品なども含む)」や「化粧品」「動植物」を輸入してネット通販で販売しようと考えている方は、輸入ビジネスに詳しい専門家に相談してみると良いでしょう。

まとめ

西村先生
どうだったかな?内容的に少し複雑で盛り沢山だったと思うんだけれども。
通販ライターあいけん
ネットショップやECサイト、ネット通販を開業するために必要な資格などは特にないけれど、取扱い商品によってこんなに届出や許認可手続きが必要なんだってことに少しびっくりしました。今回質問いただいた35歳主婦の方も逆に「健康食品でネットショップやECサイト、ネット通販は少し自分にはハードルが高いかな・・・」と思ってしまったのではないでしょうか。
西村先生
そうだね。でも、一見難しそうに見えるかもしれないけど、一つひとつしっかりと調べて対応していけば全然難しいことではないよ。むしろ、そんな「ネット通販を立ち上げたいけど、難しそう」という壁を壊して、道を開いてあげるのが僕のような通販コンサルタントの役目だと思うんだよね。ぜひ何か不安に思ったことや、聞きたいことがあったらぜひ気軽に相談して欲しいですね。
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手作りアクセサリーやオリジナルの雑貨、キャンドル、ピアス、洋服をネットショップで販売していきたい。SNSやアプリを駆使しても一向に売れる気配がないという経験はありませんか?

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西村 公児

西村 公児

東証一部上場企業、年商600億円の大手通信販売会社で販売企画から債権回収まで通販実務を16年経験。その後、化粧品メーカーの中核メンバーとして5年マーケティングに参画。

年商253億円のニュージーランドのシンボルフルーツ企業の販促支援でレスポンス率を2倍にアップ。

講演会や主宰する10億通販塾の経営者、延べ300名以上に「ダイレクト通販マーケティング理論」及び、「LTVベルトコンベア理論」を提唱し、『熟練技術者による技能継承訓練』の認定研修講師として活躍。

更に、国内の注目ビジネスモデルや経営者に焦点を当てたテレビ番組「ビジネスフラッシュ」に出演、東洋経済オンラインに記事連載。

また、著書にはベストセラーとなった、伝説の通販バイブル(日本経済新聞出版社)、【小さな会社】 ネット通販 億超えのルール(すばる舎)がある。

現在、多摩大学 経営情報学部の非常勤講師として「ビッグデータの活用法」について学生に教える。

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